~夜中に何度も起きるのは「異常」ではなく、赤ちゃんの睡眠の特徴です~
こんなお悩みありませんか?
- 「夜中に何度も起きてしまう…」
- 「うちの子だけ寝ないのかな?」
- 「抱っこしないと眠れない」
- 「朝までぐっすり寝る赤ちゃんがうらやましい」
毎日の寝不足は、保護者にとって本当につらいものです。
でも実は、多くの赤ちゃんが夜中に何度も目を覚ますのには、きちんとした理由があります。
結論
ここだけ読めばOK
赤ちゃんが寝ないのは、睡眠の仕組みが大人とは違うからです。
特に、
- 睡眠サイクルが短い
- 浅い睡眠(レム睡眠)が多い
- まだ昼夜のリズムが未熟
という特徴があるため、夜中に目を覚ますことはとても自然なことです。
「寝ない=育て方が悪い」ではありません。
なぜ? (科学的根拠をわかりやすく解説)
赤ちゃんの睡眠サイクルは約40~60分
大人の睡眠サイクルは約90分ですが、
赤ちゃんは約40~60分で1つの睡眠サイクルが終わります。
そのため、
- 眠りが切り替わる回数が多い
- 途中で目が覚めやすい
という特徴があります。
眠りが浅くなるタイミングで、
- お腹が空いた
- おむつが気になる
- 少し暑い・寒い
などの刺激があると、そのまま起きてしまいます。
浅い眠り(レム睡眠)が多い
睡眠には
- レム睡眠(浅い眠り)
- ノンレム睡眠(深い眠り)
があります。
新生児では睡眠時間の約半分がレム睡眠といわれています。
一方、大人ではレム睡眠は約20~25%程度です。
つまり赤ちゃんは、
浅い眠りの時間がとても長いため、物音や体の変化で起きやすいのです。
ノンレム睡眠はまだ未熟
深く眠るために重要なノンレム睡眠は、生後しばらくの間は十分に発達していません。
成長とともに、
- 深く眠れる時間が増える
- 夜にまとめて眠れるようになる
ため、多くの赤ちゃんは月齢が進むにつれて少しずつ睡眠が安定していきます。
夜中に起きることには意味がある
赤ちゃんが目を覚ますことは、
実は成長にとっても大切です。
夜間授乳によって
- 栄養補給
- 脱水予防
- 体重増加
につながります。
つまり、「よく起きること」は赤ちゃんにとって自然な成長の一部なのです。
保健師のポイント
現場でよくあること
保健師として相談を受ける中で、一番多いのが
「周りの赤ちゃんは朝まで寝るのに、うちだけ起きます。」
という悩みです。
しかし実際には、
「朝まで寝る赤ちゃん」の方が少数派である時期もあります。
SNSではよく寝る子が目立ちますが、
現実には夜中に何度も起きる赤ちゃんは珍しくありません。
「寝ない子」ではなく、
今は赤ちゃんらしい睡眠をしているだけ
という見方ができると、少し気持ちが楽になる保護者も多くいます。
今日からできること
✓ 「夜中に起きるのは正常」と知る
✓ 朝はカーテンを開けて親子ともに朝日を浴びる
✓ 月齢に合った生活リズムを意識する
無理に寝かせようと頑張りすぎるより、
赤ちゃんの睡眠の特徴を理解して付き合っていくことが大切です。
まとめ
最後に大切なこと。
赤ちゃんは、大人と同じようには眠れません。
- 睡眠サイクルが短い
- レム睡眠が多い
- ノンレム睡眠はまだ発達途中
だからこそ、夜中に起きるのは自然なことです。
保護者が「寝ない理由」を知るだけでも、不安や焦りは少し軽くなります。
睡眠は成長とともに少しずつ変化していきます。
焦らず、お子さんのペースを見守っていきましょう。
Instagramはこちら
Instagramでは、保健師の視点から子育てに役立つ情報を、イラストを交えてわかりやすく発信しています。

ぜひフォローして最新の投稿をご覧ください。
